Web制作効率化に最適!使えるChrome拡張機能9選を紹介
最終更新日:2025/07/24

Web制作の現場では、効率性と正確性が求められます。
毎日繰り返す細かい作業や、デザインとの整合性チェック、SEO対応など、対応すべきタスクは多岐に渡ります。
そんな中で作業の質とスピードを上げてくれるのが「Chrome拡張機能」です。
今回は、Web制作者にとって本当に役立つChrome拡張機能を9個厳選してご紹介します。
どれも無料で使えるツールばかりなので、今すぐ導入して制作の生産性を高めていきましょう。
WhatFont|Webフォントを一瞬で特定できるツール
Webサイト上で使われているフォントを調べたいとき、開発者ツールを開いてCSSを読み解くのは手間がかかります。
WhatFontは、マウスで対象の文字にカーソルを合わせるだけで、フォント名やサイズ・カラーなどの情報を瞬時に取得できます。
特徴とメリット
- フォント名、ファミリー、サイズ、カラー、行の高さまで表示
- 複数のフォントが混在しているデザインの分析にも有効
- UIがシンプルで誰でもすぐ使える
こんな人におすすめ
- デザイナーの意図を読み取りながらコーディングしたい人
- クライアントから「このサイトと同じフォントにして」と言われたとき
ColorZilla|スポイトで色コードを瞬時に取得
サイト上の色を簡単に取得できる便利なカラーツール。
デザインやコーディング時に「このボタンの色を再現したい」といったケースに重宝します。
特徴とメリット
- クリックでカラーコード(HEX、RGB)をコピー
- ページ内のカラー履歴を保存
- カラーピッカーやグラデーションジェネレーターも搭載
活用例
- デザインとの色ズレを防ぎたいとき
- クライアントのロゴやバナーに合わせた配色確認
Web Developer|開発者のための定番ツールバー
Web制作に必要な便利機能が詰まったツールバー型の拡張機能です。
CSSの無効化、画像の非表示、フォーム情報の表示などがボタンクリックだけで可能になります。
特徴とメリット
- CSSやJavaScriptの有効/無効をワンクリックで切り替え
- alt属性の確認や画像パスの表示
- レスポンシブ対応の確認にも対応
具体的な使いどころ
- クライアントサイトの構造チェック
- SEO対策としてのalt確認
Page Ruler|要素のピクセル測定に最適
コーディングで「デザイン通りの配置になっているか」を確認したいときに使える測定ツール。
ページ上の任意の部分にガイドを当てて、幅や高さ・余白をピクセル単位でチェックできます。
特徴とメリット
- 長方形ツールで要素の寸法を測定
- 上・下・左右のマージンを正確に取得
- デザインカンプとのズレを確認しやすい
よくある使い方
- LPやバナー制作時のレイアウト調整
- モバイル表示のバランス確認
Wappalyzer|使用技術を瞬時に分析
対象サイトがどんな技術で作られているかを分析できる拡張機能です。
WordPress、Shopify、Vue.js、Google Analyticsなど、主要な技術を検出して一覧で表示してくれます。
特徴とメリット
- CMS、フレームワーク、サーバー情報などを自動解析
- 競合調査やヒアリング時の参考になる
- UIがシンプルで扱いやすい
活用例
- 競合サイトの技術スタック調査
- クライアント提案時の事前分析
Lighthouse|Google公式のサイト分析ツール
Googleが提供するサイト品質診断ツール。
表示速度やモバイル対応、アクセシビリティ、SEOなどを数値化し、改善点を提示してくれます。
特徴とメリット
- コアウェブバイタル指標にも対応
- 数クリックで詳細な診断レポートを生成
- モバイル・PCどちらの表示も分析可能
活用場面
- サイトリニューアル時の現状評価
- 提案資料や改善施策の根拠として
Responsive Viewer|マルチデバイスでの表示確認
レスポンシブ対応が必要なWeb制作では、複数デバイスでの動作確認が必須です。
Responsive Viewerなら、iPhoneやAndroid端末など複数画面を同時に表示してチェックできます。
特徴とメリット
- 複数画面で同時表示&同期スクロールが可能
- 解像度やOS別の表示を一括で確認
- モバイル表示のバグも発見しやすい
使用例
- レスポンシブ対応のデバッグ
- 提案時の動作確認スクリーンショット撮影
SEO META in 1 CLICK|SEOチェックの定番
Webページのメタ情報(title・description・hタグ・OGP等)をワンクリックで確認できる拡張機能です。
特徴とメリット
- メタデータを一覧表示
- 見出し構造(h1~h6)の確認に便利
- Open GraphやTwitterカードの内容も確認可能
こんな人におすすめ
- SEO対策の内部チェックをしたい人
- メタ情報の修正が多い案件に関わる人
PerfectPixel|デザインカンプとのズレをチェック
デザインカンプ(Figma・XDなど)と実際のコーディング結果をピクセル単位で比較できる便利ツール。
特徴とメリット
- カンプ画像をページに半透明で重ねられる
- 重ねる位置や透明度の調整が可能
- ズレを数ピクセル単位で確認
活用場面
- 精密なフロントエンド案件
- デザイン再現性を重視するプロジェクト
まとめ|効率化の第一歩は環境づくりから
Web制作において、作業環境の質はそのまま制作物の質やスピードに直結します。
今回ご紹介したChrome拡張機能を活用することで、作業時間の短縮・ミスの軽減・品質向上を実現できます。
まずは自分の制作スタイルや業務内容に合ったものから導入し、少しずつ制作環境を最適化していきましょう。
無料で使えるものばかりなので、今日からでも始められます。